燃料噴射ポンプ用軸受

自動車マーケットのグローバル化が進み、硫黄などを多く含む粗悪燃料地域では、従来使用されていた青銅系焼結材料では腐食が起こるため、耐食軸受が必要になっていました。
新しい燃料ポンプ用軸受は、粉末冶金独自の材料技術により、硫黄などに対して優れた耐食性と過酷な摺動条件下で優れた耐摩耗性を兼ね備えた高機能焼結軸受です。
以下に本軸受の高濃度の硫黄を含む粗悪ガソリンを想定した腐食試験と、低粘度不活性溶液中による摩耗試験の結果を示しますが、優れた耐食性と耐摩耗性を兼ね備えている事が判ります。

高濃度硫黄ガソリン中での耐食性
  試験前 200時間 腐食の有無
新規耐硫化軸受 新規耐硫化軸受 試験前 新規耐硫化軸受 200時間 なし
従来青銅軸受 従来青銅軸受 試験前 従来青銅軸受 200時間 腐食発生
(黒色変化)

燃料噴射ポンプ用軸受