サステナビリティSustainability
CO2低減とサステナブルな社会実現に向けた取り組み
日本粉末冶金工業会は、CO2低減とサステナブルな社会の実現に向けて、粉末冶金業界としてどのような取り組みができるかを検討しました。
粉末冶金製法の主要な工法であるプレス焼結法(単軸成形法)に焦点をあて、粉末冶金業界の具体的な取り組みや今後適用が見込まれる技術を紹介します。
各工程における取り組み
原料粉
| 取り組み内容 | CO2低減 | サステナブル | 進捗状況・課題 |
|---|---|---|---|
| 製造エネルギー | クリーンエネルギーの利用 | 設備の断熱性向上 |
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| 材料開発 | Cuフリー、Niフリー |
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| リサイクル | 圧粉体の再利用 |
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成形
| 取り組み内容 | CO2低減 | サステナブル | 進捗状況・課題 |
|---|---|---|---|
| 電動サーボプレス導入 | 電力消費量8割削減 |
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| 油圧サーボプレス導入 | 電力消費量5~8割削減 | 精度向上による不良品低減設置・メンテナンス簡易化による工数の低減 |
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焼結
| 取り組み内容 | CO2低減 | サステナブル | 進捗状況・課題 |
|---|---|---|---|
| 焼結炉の熱効率 | 低温焼結技術の確立 | 廃熱・加熱した製品の熱利用 |
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| 焼結エネルギー | 熱源にアンモニアや水素を利用。 |
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| 真空炉の活用 | 環境負荷のない雰囲気ガスを使用 |
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熱処理
| 取り組み内容 | CO2低減 | サステナブル | 進捗状況・課題 |
|---|---|---|---|
| 真空浸炭の活用 | アセチレンガスの使用によりCO2排出量が半減かつガス使用量が少ない。 | 廃熱・加熱した製品の熱利用 |
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| 温室効果ガスを使用しない熱処理 | 高周波焼入れ、レーザー焼入れの活用 | 左記利用による油不使用 |
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機械加工(成形体加工含む)
| 取り組み内容 | CO2低減 | サステナブル | 進捗状況・課題 |
|---|---|---|---|
| 成形体加工 | 切削エネルギーの低減 | 切削紛の再利用化 |
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| 高被削性材料の利用 | 切削エネルギーの低減 |
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